狂った歯車と3年前の既視感と現状整理③

こんにちは、ダレオです。

最悪の状態の時って何をしていてもうまくいく気がしませんよね。

 

そんな時、皆さんなら何をしますか?

何をしてもらいたいですか?

 

私なら、自主性においては、その中でもうまくいったことからポジティブに捉えてギアを上げます。そうすると不思議と少しずつですが、物事は上向きに進んでいきます。

 

外部性においては、やっぱりエールを送ってもらえると前向きな気持ちになりますね。もちろんダメなところをはっきりと言ってもらうのも嬉しいです。そうとは分かっていてもダメ出しだけで終わってしまうのは良い気はしないので、最後に背中を押すようなひと言が欲しいです。課題と向き合うことは怖いですがとても大切なことです。

 

前置きはこのくらいにして…。やはり全然うまくいかないですね。

 

 

目次

 

 

福岡戦振り返り

 

ここひと月くらい守備に人数をかけている分、押上げやセカンドボールの回収が物凄く悪いですよね。残念ながら今日の試合でもそれが継続してしまいました。

オレンまみれさんが言うには今日の試合はせっかくボールを握らせてもらえる時間があったのにボランチが両方下がって後ろでパス回しをするのかとの指摘がありました。

本来の大宮ならその時間帯に相手に攻め込むことができるのにここひと月はそれができない。あと後ろに下げるのには理由があり、前線が動かない・パスコースを作ってくれないのでやむを得ず毎回下げているのです。理由はどうあれ失点は1で済んでいるので、問題はやはり攻撃ですね。

そして攻撃で気になったのは、ロングボールをひたすら蹴って

イバなんとかして」サッカー。

多分去年の序盤ずっと言ってたロングボール蹴って

ロビン・フアンマなんとかして」

と同じことしてます。ついでに5秒くらいサポートなしでキープしといてみたいな。

 

オルンガみたいに分かっていても止められないなら全然いいんですよ。しかしそれにはだいたい周りも連動しています。この策とると相手チームは凄く守備しやすいと思います。

 

手詰まりしたらここにしか出さない→周りは着いてこれない→CFしか見てないからパスコースを限定しちゃえば何もできない→予想通りでボール奪える→再び主導権握れる

 

相手チームからしたら好循環ですね。

 

こうなるのはシャドーがCFのフォローしないため。ただ後半はそれを改善しようとしたかに見えたが、その修正がもっと酷い状況を生んでしまいました。

 

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↑ CFにロングボール放るだけですぐ相手にセカンド拾われるやつ

 

 

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↑ CFにシャドーくっつけるが、シャドーが空けた広大な中盤のスペースを好き勝手に相手の中盤の選手にやられる&セカンド絶対取れないやつ

 

 

↑こんな感じですね。極端なバランスしかとれない時点でチーム状況を察することができますよね。これじゃあゴラッソ打たれますわ。

良い状態のチームは自然とバランスがとれるまではいかないが許容範囲内に収められます。距離感が極端に悪いですよね。もはや今の大宮にはポジティブなイメージが浮かばないのです。チーム全体のバランスを考えない限り解決しないと無理な気がします。

 

あともう一つ気になったのは、プレーの先読みができないことですかね。

去年のような仲間を信じて走る機会が極端に減ったと思います。

後ろのでは悪い意味で選手同士の顔を見合わせてプレーの判断が曖昧だったりどっちが行くのかがはっきりしなかったりと。感じるがままに動くこともほぼなくなりましたね。

そういうのもチームの状況を象徴していると言えます。先を読んでプレーしているのが小島くらいですね。全体で状況を理解できないから、たとえボールを持っていたとしても考えていることがバラバラなので”タイミング”よく押し上げることが出来ません。高木監督がインタビューで触れていました。(チーム状況が悪いから)タイミングが合わないと。

 

高田が入ってすぐ中に決定的なクロス送ったシーンも戸島があと2メートル早く飛び込んでいれば1点モノだったと思います。(1分30秒あたり)


9/16・アビスパ福岡戦 ハイライト

 

悔しい…。

 

 

 

3年前のデジャヴ

 

2017年の既視感が凄いです。チームの軸であった家長・泉澤の穴を埋めるべく、獲得した大前・瀬川が彼らの穴を埋める存在になれず。

今年はフアンマ・茨田の穴を埋めるべく、ハスキッチ・菊地・近藤・黒川で補おうとするも、結果に結びつく活躍ができない。

 

あと、中盤の器用貧乏。

 

私もこの補強は間違いないと思います。同じポジションに似ている選手を補強する。ここまでハマらないのは呪いとしか言いようがありません。色々なリスクに対応したけど、対応もうまくいかない・あらゆる持ち駒使っても勝てない状況です。

ただ全て使ったわけではないと思います。

 

それに今年は新型コロナウイルスの影響で、戦術家泣かせの過密日程となり、相手の良さを露呈させて、そこを徹底的に潰す作業を十分に落とし込む時間がありません。

まあ、立たされている土台は一緒と言えばそれまでですが。

そうはいっても監督は十人十色です。ある局面に強い監督もいれば弱い監督もいます。

 

個人的にはカテゴリーは違うとは言えど、大分大宮と同じような匂いがします。

オールラウンダーな中盤を揃えて勝つみたいなところに。ただ、その大分もこれだけの優秀な中盤を揃えても最近までは連敗していました。片野坂監督も過密日程がきつすぎて落とし込む時間がないと仰っていました。

恐らく、片野坂監督も相当相手を研究して試合に臨む監督ですが、時間が足りずにこんな状況になっていると言っているので選手同様に監督も相当きついのだと思います。

ただ、解任せずに、見守っていた結果、過密日程にやっと慣れてきたのか、最近また復調してきました。大宮もせっかく中期的に見られる優秀な監督を連れてこられたからには渋谷さんくらい温かい目で見るのが妥当だと思います。

 

 

談義会で気になった点

良くないところ

今日の話し合いの中で私が最も良くないと思ったところは、2つあり、

1つは、高木監督の分析が凄すぎて、考えることが厳かになり、言われたことしかできなくなるということ。

去年は比較的時間があったので分析して落とし込んで勝てた試合は多かった。しかし今年は時間がないのでそれが不十分。そうなると人は成功体験をイメージしてそれ通りに動くことを優先したくなるもの。

その成功体験というのは高木監督に言われたことに帰結する。

ある意味誘導尋問みたいなもので、これに自分たちの考えを取り入れるには慣れが必要だと思う。多分チーム同士で試合中に確認し合う場面が減ったのはこれが原因なのかも。とヨシまるさん

 

もう1つは、ボールを持った時に怖いことが出来ない。

前線が嫌がるところに動かなかったり、距離感が悪すぎたりと。それにスピードアップできるのに下げたりや選手の人数をかけるところが悪いなど。

きくちくんが言うには5-3-2にした方が5バックの両サイドが開いているスペースを見つけやすくなるからプレーしやすくなる。それに2トップ適正の選手が多いこと。台所事情的にポスト型のCFは難しいので解任云々より、システムをいじってみてほしいです。

このフォーメーションの理想はこんな感じだった気がします。

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間違ってたらごめんなさい。

 

Omiya Park Life by 大宮戦術談義会 on Twitter: "獲得報道が出ているネルミン・ハスキッチ選手のプレースタイルと大宮での起用法について考察しました!
大宮アルディージャの今年の冬の目玉補強だと言えるでしょう。

#ardija #大宮アルディージャ

新助っ人外国人選手ネルミン・ハスキッチの実力は? - Omiya Park Life / https://t.co/lGmlDW1ljW"

 

 

 

↑ ハスキッチはシャドーで活きる選手だときくちくんは開幕前から何度も言っています。ボールを収められるハスキッチがいれば、CFがわざわざ降りてきてもらう体力消耗を防ぐことができ、攻撃でより、脅威を与えられます。

 

良い時

今季の良い状態の大宮は、フィジカルコンディションが試合を通して上回っているとこ。1試合の中で相手の足が止まったり、自分たちのテンポになる時など、必ずこの時がやってきます。それをモノにできるかできないかだと思います。オレンまみれさんが課題として挙げているボールを持った時にどれだけ前進するかは、このタイミングで今はやるべきだと思います。

 

現状整理③

今後どうするか・してほしいか

 

今後どうするかについては、これ以上のドン底は正直ないと思います、いやあってはなりません。しかしこれ以上悪くなった時が本当の終わりなのかもしれません…。

ですが!ここからはあと3試合くらいでかなり良くなると思います!

勝っていた時の攻守のバランスに加え、決定機を決めきる機会は間違いなく増えます。

根拠は十分にないですが、そんな予感がします。

高田のプレー判断や球離れもかなり良くなっています。明るい材料は増えてきているので心配しないでください。

 

どうなってほしいかは、今までやってきたことのないことにチーム全体で挑戦しているので、思い切りやり切ってほしいです。今、高木監督大宮に新しい風を吹かせています。大きく変わろうとしています。

大きく変わると書いて

 

大変

 

と書きます。そう、大きく変わることは大変なのです。みんな苦しいのは重々承知です。しかし、それはいつか「あの時も諦めずに応援したから今がある」と思えた方が私はかっこいいと思います。楽しかしてこなかったクラブなんてありません。今一度気を引き締めて、選手たちにエールを送りましょう!!

 

今日の議事録

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