”サポーター”とチームの未来図
こんにちは、ダレオです。
昨日の私のブログの談義会の議事録を見てもらった人は分かると思いますが、談義会で前から出ている20年のツケを払おうとしてることに更に詳しく掘り下げていこうと思います。
目次
20年のツケとは
本来なら安定した戦いでJ1定着のところギリギリJ1残留した事で後者が栄光のような誇り高いモノになってしまったこと。
どういうことかと言うと、金澤慎さんいわく、大宮は毎年、来年はボール保持しましょうから始まる。
しかしうまくいかず、すぐ違うサッカーを始める→うまくいかないからとりあえず点取れる外国人選手とる→残留。
この流れを毎年やってる。更にほぼ短いスパンで監督交代。
その末、辿り着いたのはJ2。
古くから大宮を応援している人程これに陥っている。
チームとサポーターとの距離感と対応
チームはどこへ向かっている?
大宮と私は同い年だけど、見始めたのは初めて昇格した年から。長く大宮見ているけど小学生の頃から家に空いた穴をガムテープで塞ぐみたいなことやってたらダメって思ってた。しかし多くの人はそれに気づかないのか、目を背けたいのか。
そこで去年からは高木監督という
長期政権で大宮を正しい方向へと導いてもらおう
という策を取ろうとしている。そして去年結果を出せたからそれ以上のことを期待している。土台が変わってないからむしろ、引き継いでるのだから悪化するのはおかしいというのは正直思う。だけど今向かっている方向は間違っているとは思わない。
やろうとしようとしてるのは分かるのにただただ結果が出ない。それなら意味ないと思うのも無理ないけど、その先に待っているのは変えるべき20年間の悪い歴史に戻ってくる。2017年にこんなことばかりしてたらダメってみんなが思ったはず。
言い方は良くないけど大宮の悪い所は我慢できないこと。
こんなこと言いたくないけど、強い大宮しか知らない、即ち2015年〜辺りからサポーターになった人に多く見られる。
とにかく我慢できないし、ワガママだし、メンタル豆腐すぎる。
それでも、新規のサポーターが来る程嬉しいことは無いです。
しかし、その新規サポは弱い大宮は大宮じゃないと思っている人が少なくないです。当然ポテンシャルは高いのでハマれば相当強いと毎年思います。13年・15年・16年を見れば分かりますよね。でも10年以上のサポーターからすると弱い大宮の方がイメージが強い(逆にあれは大宮なのかと目を疑うほど)。しかし粘り強いイメージ。今シーズンの湘南みたいな感じかな。一方今の大宮は粘り強さも強い大宮も当時の形として表れない。強い大宮を”見ちゃった”からから大敗や少しの足踏みにも耐えられない。新規サポを獲得できたのはいいけど、更に厄介者まで連れて来ちゃった感じです。酷く分かりやすく言うと
ありがた迷惑状態
よくあります。
自分が経営してる店が繁盛して還元するようなサービスして客受け良くてまた来たいと思う人が増える。一部だけどこれが新しい客を獲得する仕組み。
そこでうまい汁吸った来店したかの記憶もない都合の良い厄介者が、物価の高騰などによる品質落としてコスト削減みたになった商品に対して前はこうだったのに!
と、微妙なクレームを言い始める。
いや、あんた誰だよってなるわ。
新しい顧客を獲得したい店側
都合よくサービスを解釈する顧客
まさにこれ。
多分ここの層が凄い目立ってる。2016年~17年は自分もこの層と似たような感じだったからあんま偉そうなことは言えないけど。
ただ2013年の8連敗×2を経験しているサポーターからすれば今の足踏みくらいそこまで大したことないんですよ。またこのうまくいかない波が来たかーくらい。
出す例良くないけど、2018年の柏の加藤政権のような絶望を感じられますか?
下手すりゃ高木監督解任した後に加藤絶望のような人来たら
「まだ高木さんの方が良かった」「帰ってきて〜」っていうバカがさっきの層から絶対多数出てくるよ。
だからひとつのクラブのサポーターになるんだったら我慢や忍耐強くなるのは必要です。それができないなら変に生活の軸にしない。
こんだけ応援してやってるのにっていう押し付けは違う。変な話こっちが勝手に応援しているんだから。
ある程度そのクラブといい関係を保ったり、生活したりするには、苦しい時に野次を飛ばすって分かっているならその人は
クラブと一歩離れたところに距離を置くといい。
そういう時こそクラブを応援したいと思う人は是非寄り添ってほしい。
我々は消費者及び顧客である以上、必要以上にその店に迷惑をかけることはしちゃダメ。店の気持ち考えない奴に店側は素晴らしいサービスを提供したいなんて思わない。
逆に大宮が
「負けてても大人しくしてるから適当にやってればいいや」
っていう風に見える?2018年の時はゴール裏がとにかく酷かったけど、両端のサポーターは順位が低迷してた時も拍手やエールで鼓舞してた。クラブ側はそれを絶対見てます。
だから最後のプレーオフ進出の奇跡も起こせたと思います。
皆さんのエールは必ず届いています。逆に尖った悪い言葉も届いている。
受け取った時にどちらの方がいい気分になれるかは考えれば分かるはずです。
とにかく、
いい距離感を取ることが大事。
長い目でうまく大宮と接していきましょう。
チームの未来図
大宮アルディージャは今後どのような路線を辿っていくのか。それはクラブにとっても、サポーターにとっても共通認識をしたいところである。
恐らくここ2年の補強を見ると高木監督を長期政権で見て、埼玉県出身の選手やユースの選手で固めて、
日本のアスティック・ビルバオ化計画
をしているのではないかと。私は海外サッカーは全然見ないのであまりピンとはきませんが、なんとなく想像はできます。これはゲルシ社長時代で前からずっと言われていたそうです。多分その準備が整ったので、現在プランを実行している途中なのではないかと。これがプラン通りなのかと文句言う人は、大宮専属の占い師や預言者にでもなってください。
日本のアスレティック・ビルバオ化計画
全世界最強の妖怪、バックベアードの人間を妖怪にしてしまおうという「ブリガドン計画」みたいですね。
この取り組みは凄く良いと思います。やはり、大宮アルディージャというチームは地域密着型として浦和レッズとの差別化を図るという狙いがあります。それは今も尚、根強く残り、スタジアムやスタジアム外でもそのスタイルは表れています。
通常のスタジアムでの野次はあるものの、お隣さんのようなテレビ沙汰になるほどの暴動騒ぎは無かった気がします。常にアットホームな空気が制御させてるのかも…。
そして地元愛を持った選手がたくさん集まり、その選手たちが活躍するとかエモすぎますね。
しかし、それを実現するのは簡単なことではない。現状がそれを物語っている。これだけ計算できる戦力を揃えているのにうまくいかない。
誰もがそう思っているはず。
これだけいい選手揃えて結果出せないことに厳しい言葉言うのも一理ある。褒めて伸ばすか厳しくして伸ばすかは人それぞれ。
でも現状を把握してみてほしい。良いプレーしても褒められないというか、「なんだよ、ミスしねーのかよ」みたいなこと思われて、ミスしたらありえないくらい強く叩かれる。鬱になるよ、普通。
そんな人たちのためにプレーしたいですか?
自分たちでやりたい形はあってもそいつらがうるさいから、それが出来ずに攻めあぐねたシーンはひとつやふたつあると思います。
運が良いのか悪いかは分かりませんが、スタジアムで声出しNGなのは不幸中の幸いです。
経験談
私も経験者なので分かりますが、サッカーしている選手たちが一番やりにくいとかサッカー嫌いになるのは、外野次第なのです。
ミスしたら体罰が降りかかるリスクを抱えている選手は楽しくサッカー出来ますか?
こことは関係ないけど、部活やクラブチームだったら、コーチや監督や顧問が怖すぎて練習でのミスなのにチャレンジできない。
こんな風にどんどん圧かけられて良いプレーできるチームなんてほとんどないです。
実際、中学は同級生のひとりのせいで気持ちよくプレーできることはあまりなく、高校では顧問が正にさっき例に挙げたような人だったので高校1年生の冬前に部活をやめました。最高の仲間プラス元大宮ユースのキャプテンまで付いてくるというあり得ない特典もありましたからね。全員で切磋琢磨でき・初めて真剣に考えてサッカーをしていたので、中学の3年間より高校での半年の方が勉強以外全てにおいて成長できたと思います。
仕事で例えれば、仕事でミスしたのでさえ辛いのに更に追い討ちかけるように罵声を浴びせる人と、次頑張れと背中を押す人がいたらどちらに着いていきたいですか?
普通の人なら後者を選ぶと思います。しかも前者には顧客からの理不尽なクレーム付きって考えたらホントに死にたくなるよ。
今どちらの言葉をかけるべきかは分かるはずです。どんな人、どんなクラブでも絶望的な状況は定期的にあります。J2なら京都や千葉なんかは落ちてから約10年昇格できていない。今年のJ1のFマリノスなんかは去年バカ強かったのに相手チームの対策に苦戦してます。鹿島なんかは今年はないけど開幕戦から勝てず・点取れずに危うくぶっちぎりの降格をすることすらありました。奇跡的に立ち直ったけど。
最後に
サポーターがクヨクヨしてはいけません。サポーターこそ元気な顔してなければならないのです。変な話、選手は自分たちのせいで悲しい顔をするサポーターのことは見たくありません。
選手がそんな落ち込んでどうすんだ!!顔を上げろ!!
くらいの鼓舞をしなくちゃいけません!
いいですか。我々はとにかく
前を向きましょう!!
明るい言葉をかけましょう!!
背中を押しましょう!!
大宮なら絶対この壁を乗り越えられる
絶対優勝しよう
終わり